2007年4月度の LILO Monthly Seminar も盛況のうちに無事終了いたしました。 ありがとうございました。
日時 2007 年 4 月 28 日 (土) 10:00 〜 16:55
(09:30 会場オープン)
(16:55 終了)
Armadillo-9 という CPU 基板を使った、とある組み込み Linux のシステム開発の顛末をお話します。組み込み系 Linux のシステム開発やソフトウェア開発の事例の紹介を通して、その面白さをお伝できればと思います。
まず、デスクトップPCやサーバー上で動くソフトウェアの開発やシステム開発と組み込み系の開発の違いについて説明します。
次に、組み込み系で珍しくない要件である、「電源の入り切りがいつでもできる」ためのシステム設計についてお話します。
最後に、ソフトウェア開発について簡単な紹介をしたいと思います。
プログラミング言語だけでなくドキュメントもLightWeightの時代です。 Predocフォーマットを作った経緯、デザインポリシーなどを紹介します。
EmacsでWYSIWYG編集するデモも見ていただけます。
tun/tapを利用して、IPパケットあるいはEtherNetフレームをモニターするプログラムの作成をご紹介します。
ユーザーモードプログラムとして作成しますので、ドライバ製作と比べて比較的簡単にプログラムが作成できます。
ご注意
高機能とは、フィルタ機能を自分でプログラムしますので任意の条件でフィルタリングが可能だという意味です。 当日は簡単な条件(低機能)での説明となります。
対象
デバイスファイルの話から Linux/TOWNS で OSS/Free のミキサーの実装を例にユーザー空間プログラムとともに(カーネル側)デバイスドライバへの「入口」の話をします。
図表からC言語のソースコードを交えて説明する予定ですが、極めて基本的な内容の予定です。 C言語の知識としては、基本的な言語仕様とI/O関係の基本関数が分かれば十分なレベルです。
lkh-jp ひら氏が提唱されている ひらメソッドを PostgreSQLのコードを読むなかで実践して奮闘していく様を講演されました。