2006 年 7 月度 LILO Monthly Seminar


2006年07月度の LILO Monthly Seminarを行います。 皆様、ふるって御参加ください。


2006年 7月度 LILO Monthly Seminar のご案内

日時
2006 年 7 月 15 日 (土) 
会場
神戸市勤労会館・4階(404号室)
神戸市中央区雲井通5丁目1番2号
交通アクセス
  • JR「三ノ宮駅」、地下鉄・阪急・阪神「三宮駅」 東へ徒歩5分
地図
内容 (敬称は省略させていただきます。)
(09:45 会場オープン)
  1. 09:45受付開始
  2. 10:00 - 10:10 まえせつ、会場の説明など
  3. 10:10 - 10:40 参加者全員の自己紹介・近況報告
  4. 10:40 - 10:50 休憩
  5. 10:50 - 11:50 赤松さん「Linuxカーネル2.6内部のIPv6プロトコルスタック」
  6. 11:50 - 13:00 お昼休み
  7. 13:00 - 13:50 kosakiさん「mallocの旅(glibc編)」
  8. 13:50 - 14:00 休憩
  9. 14:00 - 15:00 ひらさん「mallocの旅(kernel編)」
  10. 15:00 - 15:10 休憩
  11. 15:10 - 16:35 フリーディスカッション
  12. 16:35 - 16:55 片付け、撤収
(16:55 終了)

尚、プログラムの内容は、変更される可能性があります。 あらかじめご了承ください。

概要
「Linuxカーネル2.6内部のIPv6プロトコルスタック」

6to4、radvdやIPv6のマルチキャストを例に取り上げて、最新のLinuxカーネル内部を学習します。IPv6アクセス制限も話題に取り上げます。

「mallocの旅(glibc編)」

malloc関数はlibcの中でもっとも使用頻度が高い関数の一つでありながら、その実装の詳細は意外なほど知られていません。

Unix誕生当初のプログラミングスタイルでは、ほとんどのデータはスタックとグローバル変数に格納されており、mallocの使用頻度は低かったようです。
しかし、今日ではGUI、スクリプト言語、C++といったmallocを多発するソフトウェアが極めて一般的になり、mallocの性能の重要度は増しています。

こうした点に注目して、素朴な malloc では何が問題だったのか。また、glibc malloc がどういった点に注力してチューニングされているのか。といった点を説明できれば。と思います。

あわせて、glibc mallocを意識した性能チューニングの方法や、glibc malloc独自のデバッグ支援機能なども紹介したいと思います。

「mallocの旅(kernel編)」

C言語でmalloc関数を使うと、glibc→カーネル→CPUを経由してメモリを確保します。
mallocの旅(glibc編)に続き、malloc関数を呼び出した際のカーネル内部の動きをお話しします。

malloc関数を呼び出すと、カーネルではsys_mmap2システムコールが実行されます。そしてカーネル内のメモリ管理機構→CPU(x86)のメモリモデルを経由します。その流れを楽しんでいただけたらと思います。

カーネル入門という位置づけで"見える化"重視の発表を行いたいと思います。
サンプル的に昔の(マルチプロセッサの動作を"見える化"した)プレゼンを紹介しておきます。

スピンロックから始めるLinuxカーネル入門

参加資格

特になし。

参加申し込み

人数把握のため、必ず 参加登録ページよ り、登録をお願い致します。

定員

36名。 定員オーバになった場合、参加できない可能性がありますので、 ご注意ください。

参加費用

会場利用代及び資料印刷代、講師の方の交通費のカンパ(1000円程度)をお願いします。

ご注意
問い合わせ先

LMS 世話役チーム (lms@lilo.linux.or.jp) まで

二次会 (懇親会)

セミナー終了後、二次会 (懇親会) を行います。 時間のある方は、ぜひ御参加ください。 懇親会のみの参加も歓迎します。

日時
2006 年 7 月 15 日 (土) 17:30 - 19:30
場所
ニューミュンヘン神戸大使館
参加申し込み
参加登録ページよりご登録下さい。
費用
人数割りになります。4000円(ぐるなびコース)で予約しています。
注意
当然ですが、未成年者の飲酒は禁止しています。