2006 年 4 月度 LILO Monthly Seminar


2006年04月度の LILO Monthly Seminarを行います。 皆様、ふるって御参加ください。


2006年 4月度 LILO Monthly Seminar のご案内

日時
2006 年 4 月 29 日 (土) みどりの日
会場
神戸市勤労会館・4階(404号室)
神戸市中央区雲井通5丁目1番2号
交通アクセス
  • JR「三ノ宮駅」、地下鉄・阪急・阪神「三宮駅」 東へ徒歩5分
地図
内容 (敬称は省略させていただきます。)
(09:45 会場オープン)
  1. 09:45受付開始
  2. 10:00 - 10:10 まえせつ、会場の説明など
  3. 10:10 - 10:40 参加者全員の自己紹介・近況報告
  4. 10:40 - 10:50 休憩
  5. 10:50 - 11:50 矢吹さん「ORCA on Debian GNU/Linux と、小ネタ( Debian GNU/Linux で Linux kernel との遊びかた make-kpkg)」
  6. 11:50 - 13:00 お昼休み
  7. 13:00 - 13:30 菅@Linux好き事務員さん「Linuxカーネルの入口までの道程」
  8. 13:30 - 13:40 休憩
  9. 13:40 - 14:25 としさん「libc とは何ぞや?」
  10. 14:25 - 14:35 休憩
  11. 14:35 - 15:20 赤松さん「Linuxカーネル2.6のIPv6」
  12. 15:20 - 15:30 休憩
  13. 15:30 - 15:45 水野さん(神戸情報大学院大学 ネットワーク研究室) 「IPv6サーバ(DNS、Postfix、Web、ssh等)構築法」
  14. 15:45 - 16:35 フリーディスカッション
  15. 16:35 - 16:55 片付け、撤収
(16:55 終了)

尚、プログラムの内容は、変更される可能性があります。 あらかじめご了承ください。

概要
「ORCA on Debian GNU/Linux と、小ネタ( Debian GNU/Linux で Linux kernel との遊びかた make-kpkg)」

Debian GNU/Linux上で動いているシステムとして ORCA Projectが提供しているORCA という日医標準レセプト・ソフトウェアがあります。

この ORCA が Debian GNU/Linux の上で動いていることで、ORCAシステム構成から、社会とオープンソースとの関係、についてお話ができればとおもいます。

「Linuxカーネルの入口までの道程」

Linuxのメリットといえば、ソースコードが公開されている事です。
しかし、ソースコードを読むためには、CPUの知識、C言語の知識、 OSの基礎知識など知っておかなければいけない事があります。
そこで、私の体験を交えながら、お勧めの本の紹介や、例えば、CPUの知識を覚える事により、何がわかるのかを具体的に説明しながら、「詳解LINUXカーネル」の本を読む事に挑戦していく話をしたいと思います。

「libc とは何ぞや?」

Linux システムを構成する上で、Linux カーネルはその中核をなすものですが、もう一つの重要なものとして、"libc" と呼ばれるものがあります。
この "libc" は、基本的には、ほとんどの Linux システムには標準で入っていますし、「libc?、Cライブラリの事やろ?」と言う様に、割合知られてはいますが、でも案外と謎めいた部分もあったりしてて、探訪するには深い分野でもあります。
今回は、この "libc" と Linux カーネルの関係や、それを取り巻く諸々について、私も詳しくは知らないですが、知ってる範疇でお話できればと思います。

「Linuxカーネル2.6のIPv6」

IPv6を最初に使用したのは今から5年程前で、Linuxカーネル2.4にパッチを当てて動作確認をしました。当時はヨーロッパ(特にドイツ)が中心となって開発していました。最新のカーネル2.6にはIPv6プロトコルスタックがすでに組み込まれています。このLinuxカーネル2.6のIPv6には、多くのUSAGIチームが参加して開発に貢献しています。

近未来に携帯電話、組み込み機器、ネット家電等でIPv6アドレスの利用が考えられます。組み込み機器にLinuxカーネルが利用されている現状ですから、Linuxカール2.6のIPv6プロトコルスタックを話したいと思います。もちろんIPv4処理も対照的に取り上げます。
いきなりカーネル内部の解説を始めても親しみがわきません。周りにあるLinuxマシンでIPv6の動作確認をできれば、「動くなら一度使ってみれば?」と協力的なご意見をいただけるものと思い、6to4を設定して、traceroute6から出発することにしました。UDP6 とICMP6の両方を確認できる「一粒で2度おいしいtraceroute6」です。

IPv6アドレスのプレフィックスはradvdで取得できますが、DNS情報等を取得でません。そこで、まだバージョン0.1ですが、DHCPv6を設定しました。Web等にもほとんど情報が出ていません。しかし、オープンソースは読めば何とかなります。

「IPv6サーバ(DNS、Postfix、Web、ssh等)構築法」

Fedoraパッケージを利用すれば、容易にIPv6サーバを構築することができます。
内部LANだけでIPv6の各種サーバを構築した時の話をします。
Fedoraパッケージだけでなく、公開されている最新のtar.gzファイルを入手して、構築した話もしたいと思います。
今後IPv6ネットワークが身近になればと思っています。

参加資格

特になし。

参加申し込み

人数把握のため、必ず 参加登録ページよ り、登録をお願い致します。

定員

36名。 定員オーバになった場合、参加できない可能性がありますので、 ご注意ください。

参加費用

会場利用代及び資料印刷代のカンパ(500円程度)をお願いします。 カンパは任意となります。また、それ以外は必要ありません。
※交通費・駐車場代・食費などは自己負担になります。

ご注意
問い合わせ先

LMS 世話役チーム (lms@lilo.linux.or.jp) まで

二次会 (懇親会)

セミナー終了後、二次会 (懇親会) を行います。 時間のある方は、ぜひ御参加ください。 懇親会のみの参加も歓迎します。

日時
2006 年 4 月 29 日 (土) 17:30 頃から
場所
三宮付近で検討中です
参加申し込み
参加登録ページよりご登録下さい。
費用
人数割りになります。4000円程度にしたいと考えております。
注意
当然ですが、未成年者の飲酒は禁止しています。